【動画編集】初心者はまずはここから!/「動画編集の抑えるべき基本2つを理解して全体像を掴もう」

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show5(しょうご)
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どうも、しょうごです。
カメラ歴5年で、師匠のもとで修行中です。
実体験も踏まえて、情報を発信しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

今回は、「動画編集に最低限必要な基本2つ」を簡単にご紹介します。

なお、初心者の方でも分かるよう解説していくので、5分ほどお付き合いください

 今回ご紹介する動画編集の基本2つは、動画編集の基本中の基本です。この2つを抑えておくと、今後の動画編集での理解に大いに役立ちますので、是非ご覧いただければと思います。

の記事の内容

・「動画編集で抑えるべき最低限必要な基本の2つ」について
・基本1:「動画編集の環境」を整える
・基本2:「動画編集の流れ」を網羅する

「動画編集の環境」を整える

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 まず、動画編集を始める前に整えなければいけないのが「動画編集の環境」です。「動画編集の環境」には「整えた方が便利なもの」と「最低限整えるべきもの」がありますが、今回は初心者向けに最低限整えるべきものについてご紹介していきたいと思います。
 整えるべき主な要素は3つあり、1つ目は「パソコンの準備」、2つ目は「編集ソフトの準備」、3つ目は「ネット回線」となります。

準備するもの1つ目:「パソコン」

 まず「パソコン」についてですが、動画編集は基本的にパソコンが必須です。スマートフォンやiPadでできるかという質問をよくいただきますが、趣味でのちょっとした動画編集であればスマートフォンやiPadでもできると思いますが、仕事として取り組む場合はパソコンが必須です。特に動画編集ソフトの代表であるAdobeの「Premiere Pro」などの編集ソフトはパソコンでしか利用できず、案件募集でもこういった編集ソフトの指定をされたり、パソコンの使用を前提にしていることがほとんどです。

 また、パソコンは「ノートパソコン」でも「デスクトップ」でも問題ありませんが、同じ価格なら「デスクトップ」の方が作業が快適です。多くの人がノートパソコンを選びがちですが、実際に作業をする場面を考えると、自宅で行うことが多いはずです。カフェなどで作業をすることが少ない方には、デスクトップがおすすめです。ただし、環境に応じてノートパソコンを選ぶのも良いでしょう。

「パソコンのスペック」について

 パソコンを選ぶ際、MacWindowsのどちらを選ぶべきか悩む方もいますが、どちらでも問題ありません。大事なのはパソコンのスペックです。使用する動画編集ソフトによって必要なスペックは変わります
 例えば、動画編集ソフトの王道であるAdobeの「 Premiere Pro」を使う場合、WindowsならIntel第9世代以上のi7プロセッサー16GB以上のメモリNVIDIA GeForce RTX 3060以上のGPUがあれば快適に作業できます。MacならM2チップ以上メモリは16GB以上が推奨されます。どちらも最小限のスペックはこれで十分ですが、スペックが高いほど快適な作業が可能です。ただ、これはあくまで推奨です。正直これより低いスペックでもやろうと思えばやれます。僕の知り合いにもMacBookのM1 Airでやっている人もいます。

 パソコンのスペックについてざっくり説明しましたが、本当はもっとこだわろうと思えばこだわれる所があるので、詳しくはまた別の記事で紹介したいと思います。

準備するもの2つ目:「動画編集ソフト」

 次に必要なのは動画編集ソフトです。無料ソフトにはFilmoraDaVinci Resolveがありますが、仕事として動画編集を行うのであれば、有料のAdobeの「Premiere Pro」や「Final Cut Pro」を使用することをおすすめします。有料の動画編集ソフトで最も需要とシェア率が高いのはAdobe「Premiere Pro」で、最も利用されています。私自身も最初はAppleの「Final Cut Pro」というソフトを使っていましたが、案件獲得のために「Premiere Pro」に切り替えました。ただし、「Premiere Pro」は月額利用料がかかります。まず試してみたい方は7日間の無料体験版が利用できるので、ぜひ触ってみてください。

 また、無料の編集ソフトのおすすめは別記事で紹介しています。興味がある方はぜひご覧ください。

準備するもの3つ目:「ネット回線」

 最後に必要なものは「ネット回線」です。動画編集は大容量のデータを扱うため、安定したネット回線が必要です。そもそも動画というのは画像の組み合わせの様なもので、例えるなら本です。動画が本だとすると、画像はその中の1ページの様なイメージで、画像が何十枚、何百枚、何千枚にも集まって一つの動画になる様なイメージです。なので容量が写真とは比べ物にならないほど大きくなります。そんな大容量のデータを扱う訳ですので、回線もある程度こだわらなければならないのです。


 ホームルーターでも出来ないことはないのですが、不安定で且つ速度が出にくく、作業効率・仕上がりにも関わってくるので、私の経験上「光回線」がベストだと思います。

 回線速度が遅いとどう困るかというと、私も経験ありますが、素材のダウンロードや完成した動画のアップロードに平気で30分や1時間、場合によってはそれ以上かかってきたりします。それによって結果的に編集に当てられる時間が短くなったり、最悪納期に遅れてしまうなんてことにも繋がってしまいます。なので、ネット回線は動画編集する上で必須の要素だと思います。


 光回線を使い、可能であれば有線でパソコンを接続することで、作業の効率が大幅に向上します。

「動画編集の流れ」を網羅する

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 動画編集の「3つの環境」を整えたら、あとは実際の「動画編集の流れ」を網羅すれば、誰でも動画編集者の仲間入りです。最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、心配はいりません。私も未経験から始めましたし、誰でも習得できます。
 動画編集というと、テレビCMやアーティストのミュージックビデオのような高クオリティなものをイメージするかもしれませんが、実際に求められるのは、YouTubeの動画に見られるような編集です。YouTubeのクオリティも向上していますが、基本的なスキルとしては、「不要部分のカット」「動画の色調補正」「テロップや画像の挿入」「BGMや効果音の追加」などを習得すれば、十分案件を獲得することが可能です。この全体像を掴めばあとは実践あるのみなので、是非ここを理解して次に進んで頂ければ必ず役に立つと思います。

 また、「編集ソフト内の作業環境の準備」や「完成した動画の書き出し方法」など細かい内容についてはまた別の記事で書こうと思いますので、まずはざっくりとした動画編集の流れを理解して頂ければと思います。

その1:「不要部分のカット」

 上記の動画編集の環境を整えて、動画編集で使用するソフトを選定したら立ち上げてみましょう。編集ソフトによって違うと思いますが、最初に動画の名前や保存先を決めたり、シーケンスの設定(編集した後の動画のサイズの設定等)などをします。

 初期設定が終わったら、実際に素材動画を編集ソフトに入れていよいよ動画編集に入っていきます。基本的に動画を編集するときに1番最初にやる工程が「カット」になります。この「カット」は不要な部分を削っていく作業になります。例えば、いらない間や「えー」・「あのー」と言葉に詰まってしまった部分だったり、噛んでしまった部分だったりを全てカットしていきます。

その2:「動画の色調補正」

 動画のカットが終わり、不要な部分を取り除いたら、次は画面の「明るさや色合いを調節します。動画は想像以上に撮影場所の影響を受けます。例えば、屋外なら天気の影響を受けたり、屋内ならば照明の影響を受けて、実際よりもだいぶ暗い映像になってしまったなんてことが良くあります。また、もともと綺麗な素材でも明るさや色合いを調節してあげることでさらに綺麗に見せたり、視聴者に見やすくすることができます。

 正直最初のうちはそこまでこだわりすぎる必要はないと思いますが、後々必ず必要になってくるのでこう言う工程があるよ、と言うことだけでも覚えておいて頂ければと思います。また、最近では自動で明るさや色調を補正してくれるものもあるので、最初のうちは自動でやってみるのもいいかもしれません。
 この色調補正はモノによっては重くなってしまうものもあるので、工程の最後に回しても問題ありません。

その3:「テロップや画像の挿入」

 続きまして、「テロップや画像を挿入」していきます。このテロップや画像が入るだけで視聴者を飽きさせない動画になっていくので是非やっていきましょう。

 テロップや画像は配置する位置やフォントなどのデザインを調整して、動画に埋め込んでいきます。必要に応じてスライドで登場させたりするアニメーションを追加して強調させたりする事もあります。テロップや画像はネット上に無料で配布しているものなどあるので、是非使ってみてください。ただ、著作権などの問題があるものもあるので、使う時には利用規約をしっかり読んでから使いましょう。テロップに関しては基本のものは元から標準で入っていますが、自分でデザインすることが可能なものもあるので慣れてきたらやってみるのも面白いです。

 難しそうに聞こえますが、一番簡単な方法としては良いなと思う動画を真似して作るのが一番楽な方法です。テレビやYouTubeを注意深く見てみると良い勉強になると思います。

その4:「BGMや効果音(SE)の挿入」

 最後に「BGMや効果音の挿入」をします。このBGMや効果音もテロップ・画像挿入と同じく著作権等に注意して、ネットから好きなものを選んで挿入して下さい。

 BGMや効果音は特に、元の素材の音が大きかったりするものが多いので、人の声と効果音とBGMがバランス良く聞こえるように音の調整は必ずするようにしましょう。

最後に

 最後までご覧頂きありがとうございました。簡単に動画編集で抑えるべき2つポイントについて説明してきましたが、これらはこれから動画編集をする上で最低限必要な知識です。もっと専門的な事や覚えるべき事はもちろん沢山ありますが、まずはこのページに書いてある事を理解して頂ければと思います。これから動画編集のスクールに通うにしても、独学で勉強していくにしても必ず役に立つと思います。皆様のお役に立つ事を願っています。